はならぁと郡山城下町エリア、今回初めて会場となった紙器工場跡(土日のみ開場)はぜひ足を運んで欲しい素敵な空間です。2人の作家さんによる共同展示「つながって紡いでいく”もの”」「はなれても、心の中に残る”もの”」どの作品にも深い思いが込められていて見とれてしまいます。
個人的に驚いたのはガラスについた湯気の展示。何か特殊な技で固めているのかと思ったら、お湯を注いだ容器の上にガラスを置いて毎回作成しているとのこと。そう思えば自宅でも出来るのかも知れませんが、ガラスについた水滴はとても美しく、その場所、その瞬間でしか見ることができない形に心奪われます。
紙器工場の中に残されていた様々なものも展示されています。この場所は作家のひとりである厚芝さんの祖父が経営していた工場。会場として使うためにボランティアの人たちと大掃除をしたときに出てきてという、工場で使われていたものの数々、厚芝さんの祖父の描いた絵、家族の残した様々なものが置かれています。紙器工場跡が持っていた様々な物語に思いを馳せると、そこにあるひとつひとつのものが今までとは違った輝きを持って見えてきます。
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